こんにちは(^-^)カウンセラーのサティです。いよいよ関東地方も梅雨入りしましたが、みなさん身体の調子はいかがですか？梅雨は気圧の変動によって、自律神経も乱れがちです。また４月から環境が変わった人にとって、６月は心身ともに疲れが出やすい時期です。そこで今回は、手軽にセルフマッサージができる女性の心と身体に有効なツボをお伝えします。

セルフマッサージのメリット

マッサージは自分で行うよりも、人にやってもらうほうが気持ちいいですよね。でも、あえて自分で行うセルフマッサージがなぜ良いのかというと、

• 自分の身体の変調に気づきやすくなる
• 自分で自分の身体をいたわる習慣ができる
• いつでもどこでも気軽にできる

という点です。毎日忙しく生活していると、自分の身体がどんな状態なのか、なかなか向き合うことができません。毎日５分でもセルフマッサージの時間を設けることで、身体の疲れ具合や変調に気づきやすくなります。例えばバスト周辺はたくさんのツボがあって、マッサージすると癒し効果があるだけでなく、バストアップ効果や、乳がんの早期発見にもつながります。

また、毎日本当にがんばってくれている自分の身体をいたわり、感謝することは、ポジティブに生活するための大事な第一歩です。うつ病になりやすい人は、どうしても自分自身にダメ出しし過ぎてしまいます。けれど、セルフマッサージをすることで、自分の身体に“ありがとう”という気持ちを持つことができ、普段からあまり自身を追い込みすぎないようになります。

セルフマッサージのポイント

自分で行おうとすると、習慣化するまで忘れてしまったり面倒になってしまったりして続きませんよね。できればセルフマッサージを行う時間帯を決めてしまいましょう。おすすめは、お風呂に入ったとき。お風呂の時間を癒しの時間として、湯船に浸かりながらマッサージしたり、せっけんやマッサージジェルを使うのも良いと思います。

次に、ツボの紹介をしていきますね。

手にあるツボ

神門穴（しんもんけつ）…手を開いて、自分のほうに手の平を向けます。手首にある横じわの、小指側の端にコリコリと動く腱があります。その腱よりも内側に指を置くとくぼみがあります。その部分が神門穴です。自律神経を整え、気持ちをリラックスさせます。ストレスを感じたとき、イライラしたとき、不安感を強く感じるとき、神門穴を刺激すると有効です。この神門穴は位置がわかりやすく、効果が出やすいツボなので、いつでも気づいたらマッサージすると良いですね。

内関（ないかん）…手首を曲げたときにできるシワから指３本分下にあります。こぶしに力を入れると縦２本のすじが浮き出てきます。その２本のすじの間に内関はあります。内関はリラックス作用があり、ストレスが原因の不眠を緩和してくれます。ストレスが原因で乱れた自律神経を整え、夜になかなか寝つけないストレス型不眠を改善するのに役立ちます。また内関は乗り物酔いや二日酔いにも効くツボです。平衡感覚を正常にする働きがあります。

少府(しょうふ)…少府は、こぶしを握ったときに小指の先があたるところにあります。親指の腹をあてて、揉むようにして押すと効果的です。ほてる、ドキドキして落ち着かない、興奮状態、過労、それらによる不眠時に、気分を落ち着かせて、症状を緩和してくれます。

合谷（ごうこく）…合谷は、さまざまな不調に働きかけることから、“万能のツボ”と言われています。また、たくさんあるツボの中でも、最も脳に刺激が伝わりやすいとも言われています。原因が特定できず明確な治療法もない不定愁訴、自律神経失調症や更年期障害などの症状にもおすすめのツボです。自律神経失調症、頭痛・歯痛など首から上の痛み緩和、大腸に働きかけることから下痢や便秘にも有効です。

耳ツボ

（出典：Rhythm『気象病対策は「新耳つぼ療法（イヤージュエルセラピー）」で！』）
画像を見ていただいてもわかると思いますが、耳には110個ものたくさんのツボが点在しています。最近は耳ツボジュエリーも流行りですよね。特定の症状に合った耳ツボジュエリーをつけるのはもちろん、普段から自分でも耳をもみほぐすようにマッサージすることをおすすめします！

耳ツボと聞くと、ダイエットや美容効果が印象的ですが、全身の反射区となっていますので、もちろんメンタルにも効果があります。少しマッサージするとわかると思いますが、結構痛いです…！あまり力は強く入れず、優しくマッサージするようにしましょう。

• 親指と人差し指で円を描くように、細かく耳全体をマッサージする
• 両手で耳を上下に引っ張る
• 手の平全体で優しくつかんで、後頭部の方へ引っ張る
• チョキで耳をはさみ、耳の前と後ろを上下にこする

ツボへの刺激はもちろん、血行とリンパ液の流れも良くなりますので、めまいや顔のむくみ、肩こりにも良いです。

バスト

バスト周辺には女性ホルモンを活性化するツボがたくさんあり、マッサージすることによって、女性特有の不調に効果を発揮してくれます。バストのマッサージはお風呂に入って石鹸をつけたときや、マッサージクリームを塗って行うとやりやすいと思います。

主なツボは、

神封（しんぷう）…女性ホルモンのエストロゲン分泌を促進するため、更年期障害にともなう不調に有効、女性らしさもアップします。場所は谷間から見て乳頭の手前指2～3本くらいのところで、骨と骨の間のぺこんと凹んだ部分にあります。

中府（ちゅうふ）…大胸筋のリンパの流れをスムーズにして、肌にハリを与えます。心配事による首コリ・肩こり改善、呼吸機能を高めます。親指以外の4本の指の腹を揃えて、8の字でマッサージをすると良いです。

膻中（だんちゅう）…女性ホルモン分泌を活性化します。「気の病」のツボでもあり、不安や心配事があるとき、また心労から動悸息切れがあるときにも有効。左右の乳頭をまっすぐ結んだラインの真中に位置し、指で軽く押すと痛いと感じる部分にあります。親指か人差し指と中指を当てて、上から反対側の指を重ね3秒程度力を入れながら押してください。

どのツボも、気がついたときにすぐにマッサージできる場所なので、ぜひ毎日のリラックスタイムに取り入れてくださいね(^-^)