こんにちは(^^)カウンセラーのサティです。
あなたは自分のパートナーと対等な関係を築けていますか。もしパートナーがいつも、
- 自分がいないと生きていけないと感じる
- 定職に就かない、または仕事が続かない
- 金銭感覚がおかしい
- アルコールやギャンブルなどに依存している
- 暴力を振るってきたり、暴言を浴びせてくる
自分はいつも相手に振り回されている…相手に合わせて我慢している…
実はこのような状態は共依存である可能性があります。
共依存とは親子関係、夫婦関係、恋人関係など、ある特定の人間関係で相手に依存している状態のことを言います。共依存者は自尊心が弱く、問題ある相手を過度に支えることによって、自分の存在価値を認めてもらおうとします。
共依存者は人を世話すること、介護することに依存してしまい、相手をコントロールし、自分がいないと生きていけないように思わせます。一見すると献身的で、愛にあふれた行動ですよね。けれど共依存は相手の自立心や、生きていく力を奪ってしまう依存症の一つです。共依存は、被共依存者が自力で問題を解決することの妨げになりますし、うつ病など他の精神疾患に追い込んでしまうこともあります。
典型的なケースとしては、
- アルコールやギャンブルなどの依存症患者とパートナーの関係
- DVを行う配偶者や恋人とパートナーの関係
- 支配したい親と愛情を求めている子供の親子関係
等があげられます。
共依存は当事者自身では気づきにくい
私が受けたクライアントさんからのご相談の中にも、この共依存関係から生じている問題はとても多くあります。でもご本人は自分が共依存であることは全く気づいていないことがほとんどです。
実は私の母も共依存でした。アルコール依存症の父からいつも暴力を振るわれ、家計はとても苦しく母はパートをしながら私たち姉妹を育てていました。子供ながらに、母はいつか父に殺されてしまうのではないかと思うほど母は日常的に父から暴力を振るわれていましたが、いくら暴力を振るわれても、家中の家具を荒らされ壊されても、“たいしたことではない、どこの家でもあること”というのが母の口癖でした。
母は父と離婚することはありませんでした。父の面倒をみること、父の言動を我慢して耐えていることを母は生きがいと思っていました。私はそんな両親を見て、それが一般的な男女の姿、夫婦のあり方だと思い込んでいたのです。
我が家は両親の共依存が原因で、家族がバラバラになってしまいました。良かれと思って行っていたことが、愛だと思って行っていたことが、実は家族を苦しめ、不幸に向かっていた…そのことに早く気づいていたら、妹も父ももう少し長生きできたのではないかと思っています。
共依存チェックリスト
もし自分やパートナー、家族が共依存かも?と思ったら以下のチェックリストにどのくらい当てはまるか確認してください。まず共依存であることの認識がとても大切です。
☑強迫的に他人の面倒を見たがる、世話好き、自己評価がとても低い
☑強迫観念にとらわれやすい
☑相手の言動や考え方をコントロールしたがる
☑相手のことばかり考えて、客観的に現実を直視できない
☑依存心が強く、いつも見捨てられるかもしれない恐怖がある
☑自分に起こっている問題を、たいしたことないと思い込んだり、見て見ぬふりをしようとする
☑コミュニケーション能力に乏しく、人の顔色を伺いすぎたり、断ることができない
☑他人との境界があいまいで、相手が落ち込んでいると自分も落ち込んでしまう
☑固定観念、思い込みが激しい、悪いことは全て自分の責任だと思ってしまう
☑相手に危害を加えられても、怒りの感情が働かない
☑被害者意識が強い
☑行動が極端
☑いつも問題がある人間関係に巻き込まれてしまう
共依存の克服
共依存は元々、
- 自尊心が低い人
- 現実逃避してしまう人
- 世話好き
- 依存心が強い
人が陥りやすいと言われています。
行動の源となる観念を見直し、修正していく“認知行動療法”はとても役立ちます。また当事者同士の自助グループもおすすめです。
共依存者は感情に流されやすく、主観的に判断してしまう傾向が強いので、認知行動療法や自助グループに参加することによって、客観的な見方ができるようになります。
①共依存であることを認識する
➁自分自身の感情や行動を客観的に捉えるようにする
③相手との関係に一定の距離を保つ(必要があれば離れる、自分以外の人にお願いをする)
④自分を自分で満たし、肯定する
⑤将来を悲観せず、自分も相手も自立した明るい未来を想定する
これらのステップを踏むに当たって、やはり当事者だけでは難しいので、専門家のサポートが必要だと私は思います。共依存に関する書籍も多数出ていますので、参考にしてください。
また共依存の母親と、威圧的な父親の元で育った子供は情緒的に問題を抱えやすいとも言われていますので、自分のルーツを知る上でも共依存を知ることは役立ちます。共依存を知ることを通じて、より良い人間関係や自分との向き合い方を得ることができたら良いですね。
【初回無料】カウンセリングをご希望の方へ
カウンセリングに興味をお持ちのみなさん、ぜひ一度、サティさんのカウンセリングを受けてみませんか?
初回のカウンセリング費用は「完全無料」となっております。
ひとりでは解決できないお悩み、身内や友人には話しづらい問題もカウンセラーにお話することで、気持ちの整理整頓ができます。また、カウンセリングで、心のデトックスをするだけで現状が変わることもあります。もちろん秘密厳守です。
なお、カウンセリングは完全予約制となっておりますので、下記タレントケアチームのLINEまで「カウンセリング希望」とメッセージをお送りください。記事の感想や書いてほしい内容、要望もお待ちしています。
※「カウンセリング希望」とメッセージ
この記事へのコメントはありません。