こんにちは(^-^)カウンセラーのサティです。
八方美人という言葉に、みなさんはどんなイメージがありますか?
八方美人とは、どこから見ても欠点のないすばらしい美人、という意味から転じて、誰からもよく見られたいがために、愛想よくふるまうこと、またそのようにふるまう人のことを言います。どちらかというとネガティブな意味の言葉ですね。
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心理学的に見た八方美人
八方美人という言葉を聞いて、「八方美人だと言われたことがある」「自分の身近に八方美人がいる」という人、結構いらっしゃると思います。日本人は外国人に比べると、八方美人な人が多い、みんなにいい顔をする人が多いようです。
この八方美人、実は周りを戸惑わせてしまう、また当人も葛藤を抱えやすいという面もあります。今回はそんな八方美人の特徴とその改善方法をお伝えしたいと思います。
いつも笑顔で相手の話を聞き、自分の意見や感情は相手に見せない八方美人。その人たちの多くは、心の中に「嫌われたくない」という強い思いがあり、自分の悪口を言われないために、周りの人に意見を合わせてしまいます。また人と争うことも苦手で、揉め事を極端に避ける傾向もあります。
同じ八方美人でも、人の感情を察するのが苦手で、人を傷つけてしまった・怒られてしまった過去があり、それを回避するために八方美人になってしまうタイプ、共感能力が高く、人の意見に同調してしまうタイプなど、その経緯はさまざまです。
八方美人でいることのデメリット
いずれにしても、八方美人が度を越えてしまうと、かえって人を振り回し、自分自身が疲弊してしまうので注意が必要です。八方美人でいると、どんなデメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。
1.人からの評価を気にしすぎる
「相手を傷つけたくない」という優しい気持ちは素敵なことです。それは相手のために行なっていることですが、実は自分が相手に悪く思われていないかがとても不安で、自分を守るために八方美人でいるケースも。
相手への思いやりが主体であれば、たとえ人に八方美人であることを責められても気になりません。悪口を言われたくない、自分はどう思われているかがとても気になるようなら、それは自分を守るために八方美人でいることになります。
2.自分が疲れてしまう
自分を強く守るために八方美人でいると、とても疲れます。本当の自分を抑えて人に合わせているのですから、人づきあいにとても気を遣うことになります。そのストレスが溜まって発散できなくなると、うつ病や依存症にも繋がってしまいます。
3.本当の友達がいない
いつも本当の自分をさらけ出せないので、いわゆる親友もできづらくなります。本音を言えず、自分が安心していられる友達に恵まれない…いつも人に嫌われないために頑張っているのに、逆に相手からは「この人は誰にでもいい顔する人だから信用できない」という印象を持たれてしまうのです。
友達の概念や価値観は人それぞれですが、人に好かれたいと毎日頑張っているにも関わらず、ありのままの自分をさらけ出すことのできる友達が一人もいないのは淋しいことかもしれませんね。
4.自分の中にいつも葛藤がある
八方美人でいる人は、いつも何かしらの葛藤を心に抱えています。人に嫌われないかを恐れる気持ち、けれど自分が理解されていない淋しさ、孤独感もあります。また自分の本音とは明らかに違う意見であっても同調する癖がついているので、嘘をついてしまったような気分にもなりますし、「本当の自分がわからない」という思いも、常に心の中にあります。
5.相手から理解してもらえない
クラスや職場に女性の派閥があると、悪口に付き合わされて、「あの人はどっちにもいい顔をする信用できない人」と言われてしまうことがあります。また八方美人は教師や年配者からはかわいがってもらえるので、妬みに遭うこともあります。
自分は一生懸命相手に合わせようと努力したのに、それが裏目に出てしまい、さらに自分への評価を気にして不安になる、という悪循環に陥ってしまいます。
また異性から勘違いされて、かえって相手を傷つけてしまったり、ストーカーに遭ってしまったりすることもあります。
いいところには自信を持とう
八方美人の悪いところをたくさん並べてしまったので、「八方美人を早く治したい><」と思われた方もいるかもしれませんね。八方美人は度が過ぎると、かえって相手を戸惑わせて、自分自身を苦しめてしまうことにもなりかねません。けれど、もともと八方美人には、
- 協調性
- 共感能力
- 人を無駄に傷つけない
という、とても素晴らしい長所もあります。これは自信を持ってほしい点ですし、大事にしていってほしいところです。社会人として協調性はどんな職種であっても最低限は必要なものです。共感能力の高さは、職種によっては大変な強みになります。相手に思いやりを持って接することは、対人関係では大事なことです。
八方美人改善法
いいところは大事にしつつ、度が過ぎてしまう八方美人を改善する方法はあるのでしょうか。
1.誰からも好かれる人はいない
八方美人でいても人に嫌われることがあり、また自分が疲れるのなら、本当の自分をさらけ出したほうがいいですよね。誰からも好かれる人はいませんし、人間には相性もあります。本当の自分を出したほうが、自分と合う人間と引き合って、さらに自分らしくいられます。
頭ではわかっていても、すぐには変えられないと思います。まずは自分とは違う意見で同調できないと思うことがあったら、無理に合わせず、さらっと離れるようにしましょう。また自分が一緒にいたいと思える人との時間を大事にしましょう。(誰か一人に依存してしまうことには気をつけましょう)
2.自分の趣味を出してみる
八方美人を続けていると、本当の自分や自分の好きなものがなんであるのか、行方不明になってしまいます。自己主張や自分語りをするのはちょっと気が引けるし、恥ずかしい…そんな場合は、まずは自分の好きなもの、趣味に没頭し、それを周囲に見せるだけでも、自分軸をしっかり保ち、周囲にアピールすることにつながります。
3.「なりたい自分」を明確にする
あなたはどんな人になりたいですか?理想とする人はいますか?その人のどんなところに魅力を感じて理想とするのかを明確にしてください。憧れたり、尊敬したりするのは、自分の中にその人と同じ要素を持っているからです。
その人はどんな風に人と接するだろうか?その人になりきって、人と接するイメージトレーニングをするのはとても有効です。
最後に、過去のトラウマや幼少期の出来事により、なかなか自分一人で自分を変えられない場合はご相談ください。あなたに合った解決方法を一緒に考えていきましょう。
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