こんにちは(^-^)カウンセラーのサティです!
あなたの周りに威圧的な人はいますか?その人に言葉で追い込まれると、
身動きが取れなくなってしまう…
自分が悪いから仕方ない、と諦めてしまう…
きつい言葉で責められたわけではないけれど、自分が責められたような気がする…
それはもしかしたら、あなたの生きる力を奪うダブルバインドかもしれません。
Contents
ダブルバインドとは
ダブルバインド(double bind:二重拘束)とは、同時に相矛盾する二つのメッセージを受け取った者が、その矛盾を指摘できず、しかも応答しなければならないような状態に置かれること。
出典 三省堂 大辞林
分かりやすくいうと、相手が発している言葉と、その言葉に込められた本当の意味が違い、その言葉を受け取った人が自分はどうしたら良いのか混乱してしまう状態です。例えば…
- 「勝手にしなさい!」と親に怒鳴られた子どもが、親の言う通りに勝手にしたら、やはりまた親に怒られる
- ひどい暴力を振るってきた後に「本当は君を愛している」と矛盾した言葉をかけてくる夫に、毎回振り回される
- 威圧的な上司に命令され、命令された通りに行動してもやはり否定される
このように、相手が発してきた言葉通りに行動したのに、否定されて凍りついた経験はありませんか?
親からのダブルバインド
よくあるケースとしては、親がダブルバインドで子を支配するケースです。本当は自分の跡を継いでほしいけれど、言葉では「自由に生きてほしい」と言ったり、本当は自分のそばにずっといてほしいのに「私のことは気にしないで大丈夫」と言ったりと、親が子に期待していることと、実際に発している言葉が異なると、子はいつも親からの本音と建前に混乱させられます。
酷いケースでは、子が親の言うことを聞いても聞かなくても、虐待することもあります。
常にダブルバインドの中で育つと、その子どもは統合失調症になりやすい、という統計もあるほど、ダブルバインドは子どもの心の成長に悪影響を与えます。
※統合失調症の発症理由はダブルバインドだけではありません。
パートナーからのダブルバインド
日常的にパートナーDVを受けているのに、別れられない人がいます。ひどい暴力を浴びせてきたと思えば、「本当は愛している」「お前がいけないから」という言葉をかけてくるパートナーに、すっかり自分の意志と行動力を奪われてしまっています。この状態が長く続くほど、心身にかかるダメージが大きくなり、生きる力が奪われてしまいます。
職場でのダブルバインド
言うことがコロコロ変わって、人を混乱させる人がいます。例えば「掃除をしておけ」と言ってきたくせに、掃除をしたら「今掃除なんかするな、空気読め!」と言われ、いつも言葉にビクビクさせられ、自分が次にどう行動したら良いか分からなくなってしまいます。
自分が相手を拘束してしまう場合
本当はパートナーにそばにいてほしいのに「帰ってよ!もう別れたい」と反対のことを言って相手を困らせてしまったり、本当は親に甘えたいのに素直になれなかったり、子どもを愛しているのに無駄に叱りすぎてしまったり、なんとなくイラっとくる職場の子の行動にいちいちケチをつけてしまったり…
後で自己嫌悪に陥ってしまう人は、まだ自分の中の矛盾に気づいているから良いほうです。相手が思い通りにならない!と自分が相手をダブルバインドにしていることに気づかずにいたら、相手を失ってしまうことになります。
あなたが悪いのではない!
自分がダブルバインドを受けている場合、大抵の人は自分が悪い、と思い込んでいます。
- 自分が良い子じゃないから
- 自分が無能だから
- 自分が耐えれば良い
もしそう思っていたら、それは違います。自分を混乱させて振り回しているのは相手です。自分のせいだと思ったり自分の責任だとは思わないようにしましょう。
実際どうダブルバインドに対処すればいいの?
第一に大事なことはダブルバインドに気づくということです。気がついたところで相手は変わらないかもしれません。けれど、まず自分が悪いわけではない、ということだけは認識してください。それだけでも今後の選択が変わっていきます。
次に、相手の言葉は、本当は何をあなたに伝えたいのか少しだけ考えてみましょう。もしかしたら、その言葉はあなたに発しているのではないかもしれません。
親は自分の自信のなさを埋めるために、過度な期待を子どもに持っているのかもしれません。
パートナーは根本的に満たされない思いを持っていて、ただ相手にそれを満たしてほしいだけかもしれません。
矛盾した命令をしてくる人は、自分の至らなさにイライラしていて、それを相手に八つ当たりしているだけかもしれません。
相手の本当の気持ちに気づき、それに応えられなければNOと言っても良いのですし、逃げても良いのです。また簡単に逃げられないなら人に助けを求めてください。相談機関はたくさんあります。あなたが我慢して相手の言いなりになっても、相手は変わりませんし、成長もしません。あなたがいなくなっても、またきっと誰かを拘束します。
また職場の人なら「あの人は考えがコロコロ変わって、矛盾だらけの人だ」と割り切るのも手です。そう思うだけで自分を責めずに済むし、気持ちが楽になることもあります。
人を拘束してしまう人へ
私はダブルバインドを受けてしまう人と同じくらい、人をダブルバインドで支配してしまう人もつらいのではないかと思っています。自分の本当の思いに気づけず、相手の人生を大きく狂わせてしまうこともあります。それは罪なことですし、当然本人も気づけないうちは幸せになることができません。
まずは自分が相手に行っているダブルバインドに気づきましょう。
そしてなるべく冷静な状態の時に、本当の自分の欲求、相手に求めている気持ちを考えてみましょう。
自分の気持ちをストレートに相手に伝えているか?
なぜ思い通りにならないと、感情的になってしまうのか?
すると、ずっと気づかずにいた自分の中にある本当の欲求に気づけるかもしれません。
ダブルバインドが人生に与える悪影響を知り、相手に振り回されない(振り回さない)人生を取り戻しましょう。具体的なケースに悩まされていて、どう対処していいか分からない時は、ご相談ください!最善の対策方法を一緒に見つけていきましょう。
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