こんにちは(^-^)カウンセラーのサティです!
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自発的にできる心の病気の治療法
心の病気を根本的に治療するには、休養とカタルシス(心の中の整理整頓、浄化)が必要不可欠です。病院での保険治療では投薬治療が中心となるため、休養とカタルシスはご自身で意識的に行う必要があります。
極端なことをいうと、病院で薬をもらって、真面目に飲んでいても、生活が荒れたままでは治る病気も治りません。「必ず病気を治して幸せになりたい!」と、ご自身で決めたのならば、病院で受動的に治療するだけでなく、身体に無理のない範囲で自発的に治療をしましょう。
病院の保険内治療以外に、自分でできる主な治療法は、
- 栄養をきちんと摂る(特にたんぱく質、ミネラル、ビタミン)
- 睡眠をよくとる(昼夜逆転しない)
- 脳を休める(ネットを見過ぎない)
- 太陽の光を浴びる
- 適度な運動
- セラピーを受ける
などがあります。「セラピーを受ける」以外は簡単にできると思いますので、ぜひ継続していってください。
では「セラピー」って具体的にどんなセラピーが良いのでしょうか?私自身も心の不調に悩まされていた時期がありますし、今現在は職業的な興味もあって、世の中にたくさんある「セラピー」を受けてきました(^o^)!ので、受けてきたセラピーのレポートをみなさんにシェアしますね。今回は催眠療法(ヒプノセラピー)についてご紹介します。
ヒプノセラピーとは?
ヒプノセラピーとは「催眠」=hypnosis と「療法」=therapyのことです。催眠と暗示、イメージを用いて、人の潜在意識へ直接働きかけ、心にあったネガティブな感情や感覚を、肯定的に変化させることができるセラピーテクニックのことです。
ヒプノセラピーにはいくつかやり方があります。主なものは、
- 暗示を主に使ったもの…幼少期から刷り込まれたたくさんのネガティブな情報(「自分はできない子」「他人は信じられない」などのネガティブな固定観念)をポジティブな情報に書き換える
- イメージを主に使ったもの…脳の働きや五感をうまく使って、成功イメージを自分に植え付ける。アスリートのイメージトレーニングもここに入る
- 退行療法…催眠化において、過去にさかのぼり、自分のネガティブな固定観念の原因となる抑圧された感情を探り、解放、癒しをもたらす
今回ご紹介するのは、「3」の退行療法です。
私がヒプノセラピーを受けたきっかけ
私がヒプノセラピーを受けたのは、今から10年ほど前のことです。10代に摂食障害とうつ病を発症(のちにうつ病は誤診で、双極性障害だと判明します)しましたが、投薬治療なしで症状が治まったので、完治したと思っていました。
20代半ば頃に父の介護とナイトワークのストレスからパニック障害を発症、一日に10種類近くの薬を処方され、廃人のような生活になってしまいました。当時の担当医の処方に不信感が募ってしまい、妊娠を機に勝手に断薬してしまいました。つらい副作用から解放されて、また病気は治ったと思っていました。
ところが産後、いわゆる産後うつになってしまった際に、やはり治っていなかったことを痛感し、「子どものためにも絶対に治したい!」と決心しました。決意をしてから、たまたま入った書店で幼児退行療法(ヒプノセラピー)を特集している雑誌を目にしました。「きっとこのセラピーを受ければ、私は治る!」と確信して、早速特集されていた先生にお電話して予約を取りました。
幼児退行を受けるまでの流れ
当時、私はシングルマザーでしたし、子どもも小さかったので、安くはない幼児退行療法を受けることは賭けでもありました。「これで完治したら、娘に苦労をかけなくて済むし、自分の生活も楽になる…」そんな投資のような心持ちでいました。
ヒプノセラピーを申し込んでからまず、インテーク面接(初回カウンセリング。自分の状態や経緯をセラピストに伝えたり、セラピーの目的や内容を詳しく教えてもらったりする)を受けたのち、日にちをあらためて、ヒプノセラピーを受けました。
はじめは、「インテーク面接はいらないから、早くセラピーを受けたい!」と思っていましたが(^-^;、やはりインテーク面接はとても大事な工程で、セラピストとクライアントの信頼関係を深めるために必要なものです。(ここでセラピストが合わないと感じたら、本番のセラピーもうまくいかない可能性があります)
当時は今よりヒプノセラピストの数が少なく、ヒプノセラピストになる敷居も高かったのですが、とても技術が高い先生が何人かいらっしゃいました。私を担当してくださったヒプノセラピストの先生も大変技術と見識が深い先生で、安心してお任せできると判断し、お願いしました。
ヒプノセラピーを受ける当日は、静かな個室に案内され、セラピストと一緒に入室します。私はリクライニングできる椅子に座りました。まずはリラックスしないと催眠がかからず、退行体験ができないので、セラピストの誘導に従って深く呼吸を繰り返し、リラックスします。
「催眠」と聞くと、TVで見る催眠術をイメージされるかもしれませんが、実際はそうではありませんでした。セラピストの優しい誘導によって、徐々に意識が「今」から「昔」に向かっていくという感覚です。ばっちり目が覚めている状態でもダメですし、もちろん眠ってもいけません。夢うつつの状態をセラピストが絶妙な技術で導いてくれます。
退行療法で見えたイメージ
私が見たイメージは、幼少期に家族4人で暮らしていた狭いアパートでした。私の父は酒乱だったので、よく家の中で暴れていたのですが、ヒプノセラピー中には、荒れてしまった家の様子を泣きながら見つめている幼い自分の姿が見えました。もう長らく忘れていた光景だったので、思い出した時には涙が出ました。この時点でも、抑えていた感情が解放されて、カタルシスがありました。
でも、ただ幼少期が見えておしまい、ではありません。そのあとイメージの中で今の自分が当時の自分を癒しに行く作業もセラピストが手伝ってくれます。
ヒプノセラピーで得られた癒し効果
私はヒプノセラピーを受けるまで、自分の心の中にインナーチャイルド(「内なる子ども」「心に傷を負った子ども」)が存在するとは知りませんでした。それが心の病気につながっていることも、セラピーを受けて実感できました。一回のセラピーですべてが解決したわけではありませんが、気持ち的に不調なときは、インナーチャイルドの声に耳を傾けるようなりました。その結果、心の免疫力は以前よりずっと高まりました。
またインナーチャイルドによって、無意識に取っていた行動が改善され、人間関係、恋愛、仕事も非常にうまくいくようになりました。
ヒプノセラピーのメリット、デメリット
ヒプノセラピーを受けて、自分一人では行えない幼少期の傷を一緒に癒してもらうことができました。非常に心強かったです。作業を一緒に行なって共感してもらえることで、「自分はもう一人ではない」という気持ちが強くなりました。これはヒプノセラピーの最大のメリットだと言えます。ほかにも…
- 幼少期の傷を癒す作業によって、根本的治療が可能
- セラピストが誘導してくれるため、言われた通りにするだけなので楽
- 自分が傷ついていたことが客観的にわかり、気持ちが落ち着く
逆にデメリットは…
- 高額
- ヒプノセラピストの技量、相性によって結果にかなり差がある
- もともとイメージすることが苦手、強いパニック状態、統合失調症の症状が出ている場合はヒプノセラピーで満足な結果が出ない
- 心の傷が多い人は数回受ける必要がある
音源もおすすめ(音源のメリット、デメリット)
ヒプノセラピーを受けたいけど、高額だし、もっと気軽に試したい!という方はヒプノセラピーの誘導音源がおすすめです。誘導音源とは、ヒプノセラピストが「リラックス~催眠状態」まで誘導してくれる音声のことで、CDもあります。
CDならお試しで気軽に受けられると思いますが、CDはセラピストの微妙なさじ加減がなく、淡々と流れるだけなので、対面ほどの効果は実感しにくいかもしれません。
ヒプノセラピストを選ぶポイント
今はたくさんのセラピストがいます。中には技量が低く治療とはほど遠いものをヒプノセラピーとうたって集客しているセラピストもいます。事前にホームページをしっかり見て、お客様の声がしっかりあるセラピストを選びましょう。
またヒプノセラピーは、セラピスト技量はもちろん、声の質が自分にとって心地よいかもポイントになります。やはり事前にお問い合わせし、インテーク面接をしっかり受けて、セラピストと信頼関係を築くようにしましょう。
カウンセラーの私ができること
私は、ヒプノセラピーは行いませんが、「インナーチャイルドの癒し」に重きを置いてアプローチするカウンセリングを行なっています。インナーチャイルドは短時間に無理強いして癒そうとすると逆効果なので、少しずつ確実に癒していく方法を取っています。
また機会がありましたら、セラピー体験をシェアしますね!(^-^)
【初回無料】カウンセリングをご希望の方へ
カウンセリングに興味をお持ちのみなさん、ぜひ一度、サティさんのカウンセリングを受けてみませんか?
初回のカウンセリング費用は「完全無料」となっております。
ひとりでは解決できないお悩み、身内や友人には話しづらい問題もカウンセラーにお話することで、気持ちの整理整頓ができます。また、カウンセリングで、心のデトックスをするだけで現状が変わることもあります。もちろん秘密厳守です。
なお、カウンセリングは完全予約制となっておりますので、下記タレントケアチームのLINEまで「カウンセリング希望」とメッセージをお送りください。記事の感想や書いてほしい内容、要望もお待ちしています。
※「カウンセリング希望」とメッセージ
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