こんにちは(^-^)カウンセラーのサティです!
あなたの周りに、すぐに人間関係をリセットしてしまう人はいませんか。人間関係が煩わしくなってしまい、ある日突然、なんの前触れもなく、まるでゲームをリセットするかのように…
- LINE、SNSなどのアカウントをすぐに消してしまう
- メールアドレスを頻繁に変える
- すぐに転職する
- すぐに引越しする
などを行う人…“あっ…自分かも…”と思う人もいるかもしれませんね。
Contents
人間関係リセット症候群って病気なの?
今は本当になんでも病名や障害名が付きますね(^_^;)でもこの人間関係リセット症候群は厳密にいうと、それ自体は病気や障害ではありません。ただし、
- うつ病
- 適応障害
- 対人恐怖症
などに由来して起こっていることもあります。
病気や障害ではないけれど、人間関係のリセットが癖になり、度を超すようになると、やはり生活に支障をきたします。
人間関係リセット症候群の時代背景
今は昔と違って、ネット上で人とコミュニケーションを取る機会が増えました。自宅にいても、全国・世界中の人とコミュニケーションを取ることができます。また時間も今は関係ないですね。昔は誰かのお宅に訪問するとき、電話をするときなどは、早朝や深夜を避けるのが常識でしたが、現代は伝えたいことがあれば、いつでも自分の想いを発信できます。
24時間365日、どこにいても他人とコミュニケーションを取ることができる…
それはすごく便利だし、心強い…けれど、いつも誰かと繋がっていることが当たり前になってしまって、
- 自分の考えをきちんとまとめてから相手に伝える余裕
- 相手の気持ちの整理を待ってあげる余裕
がなくなってしまいます。何かあったら関係を遮断するような、白か黒かの関係が増加しました。
また核家族化により、一人または少人数で過ごす時間が増えたことによって、コミュニケーション下手な人が増えたのも理由として挙げられます。相手と関係がこじれてしまったときに、修復するよりも逃げたほうが、その場はエネルギーを使わずに済んでしまいます。
ネットが普及していなかった頃よりも、今は人間関係を遮断しやすい環境にあるといえます。
人間関係をリセットすると起きること
ネット上でからんだ期間の短い人ならば、ネット上で気まずくなった場合、関係修復に時間とエネルギーを費やすよりも、関係を切ってしまうほうが楽だと思います。
けれど住んでいる場所のご近所さんや、職場の人の場合、何かあった際すぐに関係を断とうとすると、毎回引越し、転職をすることになります。
せっかく能力はあっても、すぐに人間関係をリセットしてしまうがために、キャリアを積めずに年を重ねていくことになります。
いつも浅い人間関係しか築くことができないため、自分が本当に困ったときに誰からも助けてもらえません。やはり人との信頼関係は一日では築けないものです。
まとめると、
- お金がなかなかたまらない
- 能力はあるのにキャリアが積めない
- 能力はあるのに人から信頼されない
- 困ったときに誰にも頼ることができない
という事態に陥ってしまいます。
人間関係リセット症候群になりやすい人の傾向
うつ病などの精神疾患を患っているときは、相手の些細な言動も気になってしまうので、すぐに相手との関係を断ちたくなります。
また相手に拒まれるのが怖くて、拒まれるくらいなら自分から切ってしまえ!という自分に自信のない臆病なタイプも人間関係リセットの傾向が強まります。
それから完璧主義の人。白か黒かはっきりさせないとすっきりしないタイプの人も当てはまります。
人間関係をリセットすることで、自分を守っているつもりが、長い目で見ると却って自分を苦しめてしまうことになります。
具体的なチェックリストを挙げてみますね。
□ 前触れもなくすぐに友達解除、ブロックをする
□ 頻繁にメールアドレスや電話番号を変える
□ 相手のことが気に入らないと、自分の気持ちは伝えずに、ある日急に無視しはじめる
□ 人間関係がもとですぐに転職をする
□ 3年以上の関係を築けない
□ SNSで友達整理を公言してから行う
□ SNSのアカウントがすぐに変わる
□ 白黒はっきりしないと気が済まない
□ 相手に自分がどう思われているかとても気になる
このチェックにたくさん当てはまる人は、人間関係リセット症候群になりやすいので気をつけてくださいね。もし自分の周りにこのような人がいたら、いつ自分との関係も断捨離されるかわからないので、心づもりがあると良いと思います。
逆に、自分は孤独だ、困ったときに誰も助けてくれない、能力があるのに評価されない、という悩みがある人は、自分が人間関係の断捨離をしすぎていないか、ふり返ってみましょう。
人間関係リセットの改善策
ネット社会である以上、多少の人間関係断捨離はあって良いと私は思います。境界線は“自分を守っているつもりが、逆に自分の首を絞めないこと”です。ネット上と現実社会に分けて、人間関係リセット症候群改善策を挙げますね。
【ネット上だけの人間関係】
- 自分のプライバシーをきちんと守った上で発信する
- ネット上だけの人間関係に依存しすぎない
- SNSのアカウントを消したくなったら、衝動的に消さずしばらく放置する
- ネット上でのやり取りは、それぞれのライフスタイルに合ったペースがあることを知る
【現実社会での人間関係】
- LINEなどでのコミュニケーションに依存しすぎない
- 必要がなければ、LINEグループに入らない勇気も持つ
- 自分への厳しい言葉も、逃げずにきちんと受け止める
- 相手に改善してほしいことがあれば、無視をするのではなく、なるべく言葉で伝える
- 無理な誘いは断る勇気を持つ
- 人間関係はわざわざ自分から切らず、ときには放置して様子を見る
- 相手からの返信がすぐに来なくても急かさない
- 相手の気を引くために無視やブロックをしない
人間関係は、つかず離れず、腹八分目の関係がベストです。誰もが自分と同じペースで行動しているわけではないので、自分のやり方やスタイルを“絶対的”にしないことが大事です。
何かから逃げても、いつかまた必ず同じ問題に直面してしまいます。人間関係に悩んだら、極端な行動を起こさず、時間かけて解決策を見出すことも、ときには必要なことです。若いうちは自分の居場所を変えてもすぐに次が見つかります。けれど年を重ねるごとに、過度な人間関係の断捨離が自分を苦しめてしまうので、気をつけるようにしましょう。
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