こんにちは(^-^)カウンセラーのサティです。うつ病になりやすい人、人生がいつもうまくいかないと感じている人に共通していることがあります！それは発している言葉、ここに共通点があるんです。

自分の発している言葉や話に意識を傾けてみよう

自分はどうしてこうもツイてないんだろう…
私はどうせダメな人間だ…

そんな思いがすぐに頭によぎる方！知らず知らずのうちに、自分で自分の心を病ませるような言葉を連発していませんか。

• どうせ～でしょ
• めんどくさい
• やだやだ
• もう最悪～
• むかつくんだけど～
• ～になったらどうしよう

このようなマイナスの言葉、また、

• 絶対～！
• ～に決まっている！

など、決めつける言葉を多用していませんか。
もし、これらの言葉を無意識に使っているとしたら要注意です！今日一日、自分の発している言葉や話に意識を傾けてみてください。

ネガティブ思考自体はＯＫ

世の中に存在するすべてのものには陽と陰があります。朝と夜、男と女、光と影…どちらが存在するから、もう一方も存在するわけですね。どちらか一方では世の中は成り立ちません。同じくポジティブな考え方があるなら、ネガティブな考え方も世の中には必要です。世の中の生き物が全員スーパーポジティブだったら…世の中の改善点が見えなくなりますし、同じ過ちを何度も繰り返してしまいます。

• 危険を予測して備えること
• 時には立ち止まって振り返る時間を持つこと
• 人の痛みに心を寄り添うこと

そんな人間として大切なことは、ネガティブ思考から生まれてきます。例えば職場がみんなポジティブで、いつもハイテンションだと疲れてしまいますよね。

だから、ネガティブ思考自体は決して悪ではないのです。

言霊とは？

ネガティブ思考はOKなのに、なぜ言葉で発するのはダメなの？
愚痴を言わないとストレスが溜まっちゃうよ！

そう思われる方もいると思います。私もすごく心配性で物事をネガティブに考えてしまうタイプなので、自分一人の中に溜め込んでしまうと、とてもストレスが溜まります。

でも、実は言葉にはとても大きなエネルギーがあります。言霊（ことだま）という言葉を聞いたことがありますか。

言霊とは、言葉に宿る霊のこと。古代の日本人は言葉には霊が宿っており、その霊の持つ力によって、願いが成就すると考えていました。

実際に言霊には科学的根拠もあります。同学力の学生たちを2つのグループに分け、一つのグループには、

“お前たちはバカだ”

というネガティブな言葉を掛け続け、もう一方のグループには、

“君たちは本当に頭が良い！”

というポジティブな言葉を掛け続けたところ、ポジティブな言葉を掛け続けたグループのほうが成績が伸びたそうです。

また常に自分に対してネガティブな言葉を発し続けると、ラベリングといって、自分の脳に悪いイメージを植えつけてしまい、言葉通りに脳が働いてしまいます。

植物にも、

ありがとう
がんばっているね
良い子だね

と声をかけてあげると、とても良く育つそうです。

たかが言葉、と思ってはもったいない！言葉遣いに気をつけるだけで、自分の可能性はどんどん広がるのです。

「絶対」もダメなの？

同じく使わないほうが良い言葉として、

• 絶対～！
• ～に決まっている！

もあります。

いつも気持ちがつらい人は完璧主義、もっと言うと柔軟性や融通性に欠ける傾向があります。決めつけた言葉を自分の脳に言い聞かせてしまうのは、自分で自分を拘束してしまうようなものです。

ダメな日もある！
ダメなところもあるけど良いところもたくさんある！
まあいっか！
人の価値観、生き方は十人十色！

そんな風に余裕を作っておけば、何事も白黒つけずに楽な気持ちを保つことができます。人を責めることも自分を責めることも少なくなります。

心配ばかりしていると本当に起きちゃう！？

～になったらどうしよう

そんな風に、いつも先のことを心配するような発言をしちゃう人も注意ですよ！
最悪な未来を心配しすぎると、そのイメージが脳に焼きついてしまいます。そして、その最悪な状況を想定して行動してしまうので、結果最悪の状況を引き寄せてしまいます。

まだ起きてもいない未来を心配しすぎて言葉にしないこと。

どうしても心配で最悪な状況を考えてしまう人は、

• 考えても良いけれど、声に出さない
• 最悪な状況だけでなく最高の未来もセットでイメージする

が、おすすめです！

でもどうしても言いたい！時の３つの対処法

いくら口に出すことが自分に良くない、ってわかっていても口に出さなきゃつらいよ…

そんな方へ、おすすめな方法をお伝えします。

①紙に書き出す
紙に書き出すのは、口に出してしまうよりはずっと悪影響が少ないです。紙に思いっきり愚痴や悪口、心配事、怒りを書き出して、びりびり破いて捨ててしまいましょう！これは思いのほかスッキリしますよ！
しかも口にしなければ、聞いてくれている周囲の人にも悪影響が及びません。

②打ち消す言葉を使う
ついつい良くない言葉を発してしまったら、そのあとに、

でもきっと良くなるさ！
大丈夫、なんとかなる！

という言葉で打ち消してしまってください。脳はきちんとその言葉を聞いています。

③完璧じゃなくても良い
少しでも良くない言葉を発したら、もうだめだ…なんて落ち込まないでください。これだって完璧じゃなくていいんです。大事なのは、自分の言葉を意識的に発するということ。
知らず知らず自分や周囲のテンションを下げるような言葉を垂れ流さないこと。嫌だなぁ…という空気を作るのも、和やかな空気を作るのも言葉一つなんですよね(^-^)

今日から少しずつでも実践していきましょう。数か月経ったらまた忘れて元に戻ってしまわぬように、ときどき言霊を思い出してくださいね(^_-)-☆