こんにちは(^-^)カウンセラーのサティです。

今はとても優しい夫と穏やかな生活を送っている私ですが、かつてはかなりダメ男とばかり付き合って、つらい経験をしてきました。今思うと、相手の男性が100％悪かったのではなく、私自身も悪かったのだと思います。

恋愛の渦中にいると、なかなか自分と向き合うことができません。人間はどうしても自分に都合の良い情報だけを集めてしまい、自分に都合の良い解釈をしてしまうものです。だから、その恋愛がうまくいかなくなったとき、

なんでこんなに頑張ったのに、また失敗しちゃったんだろう…

と、災難にしか思えないのです。
でも、自分の恋愛がうまくいかないのは、神様に見捨てられたからでもないし、運が悪かったわけでもありません。ちゃんと自分のなかに理由があって、その理由ときちんと向き合えば、必ず幸せいっぱいの恋愛ができるのです。

今回は、恋愛がうまくいかない女性へ、その理由と解決方法をお伝えしたいと思います。

恋愛のうまくいかない根源は“本当の自分”

本当の自分、出していますか？

本当の自分はみっともなくて出せない。
そもそも本当の自分がわからない。

そんな理由で、本当の自分を男性の前で出せていない女性がいます。わかりやすく言うと仮面をかぶった状態です。仮面をかぶった状態で男性と接していると、

• 好きでもない男性に勘違いされて、追いかけまわされる
• 仮面をかぶった状態で愛されても、取ったすぐ嫌われてしまう恐れがある

という現象が起こります。

私も若い頃はずっと仮面をかぶっていました。いい子であろうと、人前では努めて笑顔で気が利くふりをしていました。小柄で童顔なので、可愛い控え目な子だと思われます。だから守ってあげたい雰囲気を醸し出すようです。

ところが本当の私は違います。かなり毒舌で、根暗、人に気を遣うのは苦手で、一人ゆっくりマイペースに過ごすのが好きな人間です。

このように、本当の自分とは異なった仮面をかぶるので、毎日がとても疲れます。本当の自分なんて少しも理解していない男性に好かれ、自分も好きな人にずっと本当の自分を出せずにいます。

まずは本当の自分を知って、ありのままの自分を表に出すようにしましょう。

綺麗になる努力はとても大事です。でも意外と欠点がチャームポイントになることもあります。欠点は隠そうとすると逆に目立ってみっともないように見えてしまいます。けれど堂々としていると、欠点もチャームポイントになります。

モテモテの女性は、意外に容姿が完璧というわけではありません。自分を客観的に分析し、長所をさらに磨いて、欠点をうまくカバーしています。

とても魅力的な女性は、自分の良いところも悪いところも素直に認めた安定感があります。

本当の自分がよくわからない人は、とにかく無理をするのをやめること。無理をしているときは決まって、自分に嘘をついているときです。仕事が終わって、プライベートの時間を過ごすときは、自分が楽なことをしましょう。

都合のいい女になってしまう人へ

好きな人に貢いでしまう、呼ばれたら簡単に性行為に応じてしまう、ひどいことをされているのに耐えてしまう…

その正体は、

• 誰よりも自分が相手に必要とされたい
• 自分には価値がないから、尽くさないと愛されない

そんな価値観が心の奥にあるから。自信のなさから、相手が望むものを頑張って与えようとしてしまいます。

もしくは、威圧的なお父さんに対して、いつも自分を犠牲にして尽くしているお母さんの姿を見て育ったために、それが男女の正常な関係だと思い込んでしまっているケースもあります。

ところが皮肉なことに、自分が頑張れば頑張るほど、相手にとっての自分の価値が下がってしまい、相手から大事にされなくなってしまいます。

相手との関係はいつも対等です。相手に対して自分を犠牲にする必要はまったくないのです。

愛されたいのに愛されると逃げたくなる人へ

私も典型的なこのタイプでした…愛されたいけど、愛されると居心地が悪くなって逃げだしたくなってしまうのです。

その理由は、ありのままの自分で愛された経験がないから。いつも条件付きの愛情しかもらえなかった可能性があります。本来、人間は頑張らなくても親に愛される存在です。頑張って親のご機嫌を取る新生児なんていないですよね。ところが成長の過程で、

• 親が心身の病気を患っていて、精神が不安定だった
• 我慢する、または頑張らないと親に認めてもらえなかった
• 身近な大人から、欠点を指摘され続けてきた
• 暴力を振るわれてきた

このようなことがあると、
自分は頑張らないと価値がない、犠牲にしないと愛されない
という観念が心に植え付けられてしまいます。

子どものころからいつも自分を見てほしいと頑張り続けてきたので、初めから無条件で愛されると居心地が悪くなってしまうのです。

頑張らないと認めてくれないような人に認められてこそ、愛だと思い込んでしまっているのです。

この場合も、自分はただ存在しているだけで愛されるに値する人間であることを認めてください。はじめはなかなかそう思えなくても、まずは人から大事にされることに慣れるようにしてください。人から大事にされたら、感謝する気持ちを持つようにしてください。だんだんと人から愛されることの違和感が薄れていきます。

イケメンにこだわってしまう人へ

自分が好きになるタイプと、自分と相性の良いタイプが異なる人は確実に恋愛がうまくいきません。

その場合は、自分のことも相手のことも客観的に考えるようにしましょう。

もし自分とそっくりな人が目の前にいたとします。
その人とお似合いな男性像をイメージしてみてください。性格や容姿、趣味や仕事など細かくイメージしてみましょう。
もし自分の好きなタイプと大きくかけ離れている場合は、少しそのイメージに好きなタイプを近づけるようにしてください。

また逆に、好きなタイプの男性の隣にどんな女性がいたら、しっくりきますか？それも細かくイメージしてみてください。性格、見た目、趣味、仕事…自分はそのイメージに近づけそうですか？

たまにアンバランスなカップルもいますが、だいたいうまくいっている仲良しカップルは雰囲気がすごく似ています。

恋愛は、自分の心の姿がわかりやすく現れます。“類は友を呼ぶ”の通り、自分に自信がなく依存的なタイプは、同じような相手を引きつけてしまいます。

まずは本当の自分を知り、少しずつでもありのままの自分を受け入れ、外に出すことからはじめてみましょう。きっと素敵な恋愛ができるはずです。