こんにちは(^-^)カウンセラーのサティです。
パートナーがいるのに浮気をしてしまう…前回は男性の浮気についての対処法を書きました。（『浮気性の彼をどうしたらいいの？3つの原因と対処法』）
けれど実際には、男性の浮気だけでなく、女性からの「パートナーがいるのだけど、ほかの男性が気になってしまう…どうしよう…」というご相談も実はかなりあります。
今回はパートナーがいるにもかかわらず、くり返してしまう女性の浮気の正体と、その解決方法をお伝えしたいと思います。

男性と女性の浮気の違い

男性の場合、本能的・肉体的な構造上、ついついパートナー以外の女性に目が行ってしまうものです。一方女性の場合は、男性以上に相手との関係の中で心の充足感を強く求めます。この充足感が得られないと、女性は浮気心が芽生えてしまいます。

女性なら誰でも、多かれ少なかれパートナーに不満を感じることはあります。そしてパートナーに不満があると、誰かほかの男性が満たしてくれないかなぁ、と妄想を膨らませてしまうこともあります。

けれど問題なのは、一人の人と5年以上一緒にいられず浮気をしてしまう、多数の男性と性的な関係を持ってしまう場合です。

結婚をしていなければ、自由奔放に多数の男性と遊んだり、性行為があったとしても問題はないかもしれません。けれど妊娠や性病のリスクはとても高まりますし、結婚していたら浮気が原因ですべてを失ってしまう可能性もあります。

女性の浮気にも、いくつか理由やタイプがあります。具体的にどんな理由があるのか、それに対しての解決策をまとめますね。

タイプ①淋しいから浮気をする

付き合い始めの頃は、男女ともに脳からアドレナリンが分泌されて、いつも刺激的です。ところが何年か付き合いが進むと、アドレナリンは分泌されなくなり安定期に入ります。安定期に入ると、男性は安心して仕事や同性との付き合いを優先するようになります。性行為もマンネリ化してしまいます。

しかし、女性にはいつも男性に女性として大事にされたい気持ちがあります。

• • ただ話を聞いてほしい
  • スキンシップを取りたい
  • 一緒に笑い合える楽しい時間を共有したい
  • 認めてほしい

そんな本心にパートナーが気づいて満たしてくれないと、女性は欲求不満になってしまいます。たとえパートナーに性欲がなく、セックスレスになっていたとしても、いつも自分を満たしてくれていれば、気持ちは安定するものですが、パートナーに満たされない思いが溜まってくると、浮気心が芽生えてしまいます。

▼解決法▼
パートナーとのコミュニケーションを見直してください。相手がわかってくれないと思っていることがあったら、きちんと思いを言葉で伝えましょう。意外と男性は言葉でしてほしいことを端的に話さないと伝わりません。感情的になってしまうと、男性は逃げたくなってしまうので、冷静にしてほしいことを伝えるようにしましょう。男性からしてみたら、女性が不満を感じている理由がまったくわからないのかもしれません。

それから、倦怠期の場合は刺激を与えて、アドレナリンを分泌させるのも良いです。大きな問題を一緒に乗り越えたあとは、お互いの気持ちも高まります。たとえば、

• 一緒にスポーツをする
• 山登りをする
• 刺激的、感動的な映画を一緒に観る

など、ほかにもいろいろ2人でチャレンジしてみてください。

タイプ②いつも不安感、恐怖感がなくならない

• いつも金銭面で困っている
• 不安定な家庭で育った
• 将来に対して漠然とした不安がある
• 慢性的な心配事がある

そのような場合、自分の気持ちを紛らわせるために浮気をしてしまいます。付き合いたてのドキドキ感、また性行為によってアドレナリンが分泌されることで、一時でもつらい気持ちや虚無感を忘れることができます。ほかの依存症と同じく、新しく恋をすることや性行為に依存しはじめてしまいます。

▼解決法▼
まずは根本的な自分の心の問題と向き合う必要があります。浮気に逃げたとしても、お金の心配や将来への不安はなくなったわけではありません。自分にはどんな課題があるのか？相談できる機関はないだろうか？今の生活をどう変えたら課題を乗り越えられるのかを一度きちんと考えましょう。

もう一つは、恋や性行為以外の趣味、できれば身体を動かす趣味を持つほうが良いです。身体を動かすことで、恋や性行為をするのと同じ作用が脳に起こるからです。

タイプ③双極性障害や色情狂などの精神疾患

精神疾患によって、性逸脱行為に至ることがあります。双極性障害（躁うつ病）の躁状態（気分がハイな状態）の時には、衝動的に快楽行動に熱中してしまうという特徴があります。また色情症によって性欲のコントロールができなくなってしまうこともあります。

色情症とは、性欲が異常な亢進状態になる症状である。相手から根拠もなく愛されていると錯覚したり主張する好訴妄想（妄想観念）型や、性機能障害による性欲の抑制欠如が原因と考えられる異常性欲型などがある(Wikipediaより)

▼解決法▼
浮気性というよりも、心の病が原因となります。自分ではコントロールできません。またほかの理由と違って、罪悪感も“止めたい”と思う気持ちもなく、衝動的に行ってしまうことも多くあります。けれど、不特定多数の人と性行為をくり返すことは、性病などの危険だけでなく、精神を病ませる原因にもなり、悪循環に陥ってしまいます。

根本の病気治療のためにも、身体を大事にしてほしいと思います。双極性障害の治療を進めていくうちに、性衝動も治まっていきますので、受診するようにしましょう。

いずれの場合も、女性の浮気は心の問題が根底にあります。デリケートな問題のため、なかなか人に相談できなかったり、受診をためらったりしてしまうかもしれません。けれど、心の問題と向き合うことは、5年後、10年後の人生を必ず良い方向に向かわせてくれます。もし相談をためらっているようでしたら、一度私にご相談ください。もちろんプライバシーは守りますし、ご本人にとってベストな道を一緒に考えて参ります。